基礎の大切さ

昨日は、弁護士角田智美先生&税理士星田直太先生の事業承継セミナー(@東商)を受講させていただきました。

先生方のお話は、どれも実例に基づくもので非常に迫力があり、相続・事業承継に関与する者としても、非常に刺激を受けました。

CONTENTSには、とっても難しいお話(特例事業承継税制など)もございましたが、不毛なトラブルを防ぐ上で最重要なのは、やはり「基礎知識」なのだろうと改めて感じました。なぜなら、「ちょっとした基礎知識さえあれば防げたのに、なぜ・・・」と感じざるを得ない事例が多いように考えられるからです。

つまり、クライアント自身が、最低限知っておくべき知識(民法・会社法・税法等)っていうのは、絶対あるのだと思います。

基礎知識だけは押さえたうえで、何かアクションを起こす前(できるだけ早期)に、専門家に相談してもらうことが、何よりのトラブル防止策になるのではないかと思います。つまり、「これは何となく引っかかるから、ちょっと専門家に相談してみよう」などと、自分で気づくことができるか?という問題意識です。

そのような問題意識をもって、事務所開設以来、「会社法の基礎知識を提供するセミナー」を開催させていただいて参りましたが、今後も、従前どおり、起業家自身に「これだけは知っておいて欲しい」とう基礎知識を提供し続け、クライアントが各専門家に相談する際にも、できる限り建設的な相談ができるような啓蒙活動を行っていきたいと、決意を新たにしました。

ちなみに、当事務所へ会社設立をご相談いただく際には、必ず「会社法(株式会社)のトリセツ」(要は、自分のセミナー資料です。笑)を説明し、レジュメとしてクライアントにお渡しするようにしております。これは、やってきて良かったサービスだと思います。